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178車

1日1台は見かける
「178車」
今日、白バイの「178車」見つけて
これなら捕まってもいいや
逆に捕まえてください。
だったんですけど、恐らく
質問されてる途中で
「あれ?おまわりさん ナンバー178じゃないですか?」
「え?」
「類は類を呼ぶんですね。見てください。」
そこからはもう B'z トークフルスロットルで、違反とか
「もうええですわ。」
「マジッすか!」
という展開必至ですから。

前に見つけた「178車」で バス があったんですね。
私はその後続をプライミング効果に操られるかのように
セナがプロストのスリップストリームに入ったかのように走りましたから。
走りながら能力者のように、そのプレートに映像を映し出してました。



その男がバス会社の面接を受けたのは
夏の日差しが眩しい8月の事だった。
うだるような暑さに、着ていたYシャツもビッショリになっていた。
以前勤めていたのは飲食業の仕事
サボリグセのひどい上司と折が合わず退職。
人生色々経験してみるのもいいだろう。
そんな思いで、色々なアルバイトをしていた。
持ち前の明るさと、真面目な性格は
どこへ行ってもかわいがられた。
そんなある日、
久々に乗ったバスの車内に貼られた

「バスの運転手募集中」

の文字が飛び込んできた。
20代の頃の男は、プロフィールの趣味の部分に
●資格取得
と書くほどの資格マニアだった。
ありとあらゆる資格を取得していた。
当然その中に「大型二種」も含まれていた。
「おもしろそうだな・・・」
新たな目標に心が躍った。
「失礼します!」
さわやかな笑顔とハキハキとした受け答えに
印象の良さ以外に与えるものはなかった。
面接は見事に受かり
翌月から来てもらいたい
という、ありがたい言葉をもらった。
しかし、男は何か言いたげな表情だった。
「どうした?何か言いたい事でもあるのか?」
「あの~・・・」
「なんだ?」
「バスのナンバーなんですけど・・・」
「ナンバー?」
「はい、あの~ 178 にしてもらえないでしょうか?」
「何言っとるんだお前は?」
男が唯一リスペクトしていたのが
B'zのボーカリスト 稲葉 だった。
自分の運転する車は
「178」がいい。
男の頑固な一面でもあった。
「そりゃ無理だよな。突然来た新人の無茶なわがまま聞いてくれるわけないよな。」
初出勤の日
あの日のように太陽が世界を溶かそうとしそうな暑い日だった。
会社に着いた男は1台のバスの前に連れていかれた。




SBSC1315.jpg 


きっとこんなドラマがあったと思うのです。



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2016-06-28