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住宅の進歩に一石を投じる

世の中、進歩を手に入れる代わりに
大切なモノを失っているのではないでしょうか?
住宅業界に携わっている私としては
この「住宅」に関する進歩に
疑問を抱く点があるのです。

「引き戸」なんですけどね。
最近はソフトクローズとかいって建具が閉まる瞬間
ストッパーが働いて自動でゆっくり閉まる機能があるんですよ。

●手を挟まない
●閉まる時の音が静か
などという利点があるのですが、

失ってないか?
この機能により失われたモノ
それは
「怒りの相乗効果」
にほかなりません。
人間が怒りの頂点に達した時、引き戸の建具を閉めるならば
必ず、めいっぱいの力で閉めるはずです。
そうすることで、柱もしくわ枠に激しく建具がぶつかり
バシッ!ゴン!的効果音がサラウンドされ
その人間の感情をよりリアルに再現してくれます。
なんですが、ソフトクローズという機能のおかげで


「ひろし、あんた最近遅刻ばかりしてるそうじゃない?」
「しらねーよ。」
「何なの!親にむかってその態度は!」
「るせーんだよ!くそババァ!」 
自分の部屋へ向かうひろし
「待ちなさい!母さんの話を聞きなさい!」 
追いかけるさちこ
自分の部屋の引き戸を開けるひろし
「ひろし!」
力いっぱい建具を閉めるひろし
枠まで10cmほどの位置まで勢いよく閉まる建具、そこから

スーーーーーートン。

上品に、穏やかに丁寧に閉まる建具。

マヌケである。




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2014-01-26